おたふく 症状

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おたふく症状とは

おたふくとは、顔立ちが丸く、額が前方に出ていて、頬が膨れ、鼻が低い女性の顔を指して呼ぶ言葉です。おたふく症状は、おたふく的な顔になることで、女性が頬を膨らませて額を突き出すと、おたふく顔になります。

 

おたふく症状は、主におたふく風邪にかかった場合に発症しますが、女性が怒って顔をしかめたり頬を膨らませたりすることでも出現します。現実には、それこそおたふく風邪のときくらいしか存在しない面ですが、何となくこっけいなイメージもあり、嫌われているとは言い難いかもしれません。

 

おたふくは、現在では醜い顔の代表とかおかめ顔とかあまりいいイメージをもたれていませんが、昔は福を呼ぶ好ましい顔立ちとされていました。そもそも「おたふく」の漢字名はお多福ということでも判る通り、多くの福を呼ぶものとして珍重された顔であったわけです。

 

しかし、美意識の変化により、いつの間にかおたふくは不細工な女性を罵る語としても用いられるようになり、現在に至っています。尚、おたふく風邪は罹患したときの顔の腫れ方がお多福面に似ていることから名付けられたもので、他らはお多福豆などがあります。

 

おたふくという言葉は、むしろおたふく風邪によって有名です。おたふくの由来を知らなくても、おたふく風邪という病気があることは誰でも知っています。また、おたふく風邪の症状が頬の腫れであることも、いつの間にか知識として広まっていて、どちらかというとおふたくという言葉がおたふく風邪から発生したものだと思っている人も多いかもしれません。

 

そもそもお多福とは、阿多福面の略です。またの名をおかめといいます。この面は、里神楽などで道化役の女性の面として使われることもあり、男性の面である「ひょっとこ」と対に用いられることが多かったそうです。また、福が多いということから縁起がよいということで、浅草等の酉の市の熊手の飾りなどで使われています。

 

中国の古典や日本の平安時代の記録では、ふくよかな体型の女性は豊穣を意味するとともに、ある種の魔除け・災厄避けのシンボルとしての意味を持っていたため、いわゆる「美人」の条件とされていたとあります。おたふくやおかめも、美人のシンボルであるとともに、元は縁起の良い、ありがたいものでした。

 

しかし、縁起物の飾りとして使われていたおたふくも、市が過ぎて残った物は「売れ残り」になってしまうことと、もう一つは時代が移るに連れて次第に美意識が変化し、いつの間にか「不美人」の意味になってしまったようです。もっとも、おたふくやおかめは一般的には醜いというよりはこっけいな面としてのイメージが強く、かならずしも不美人のシンボルというわけではありません。

 

こっけいな面の起源は、日本神話に出てくるアメノウズメという女性とされていますが、「おかめ」の名は室町時代の巫女の名前から出ているという説もあります。また、おたふくは「お多福」つまり福が多いという説と、頬が丸く膨らんだ様子から魚の河豚が原型だという説があります。

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